生物部です!昨年(2020)12月の「第19回 全国高校生理科・科学論文大賞※」(主催:神奈川大学)において「努力賞(222件の応募中、第3位タイ)」を受賞いたしました稲田さんの研究ですが、この5月25日に、論題「もうカロリーを気にしない!ダイエットチョコ」として『未来の科学者との対話19』(論文大賞受賞作品集)に掲載され、日刊工業新聞社より発行されました。

稲田さんの研究論文は、昨年(2020)コロナ禍の中ではありましたが、肥満マウスに高脂肪飼料と乳酸菌添加のチョコレートを与えると体重の減少(ダイエット)が観察され、さらに、高脂肪飼料のみを与えた肥満マウスと比較すると体重が約14%減少(ダイエット)しました。そこで腸内フローラの解析を進めてみると、この体重減少(ダイエット)は腸内環境の改善に由来すると結論することができました。今回はマウスによる検証ではありますが、同じ哺乳動物のヒト(若い女子)のダイエットにも期待できるのではないでしょうか。今後も稲田さんは、ダイエットに悩みを持つ女子の味方として研究を継続したいと抱負を述べています。ありがとうございました。

なお生物部は、今回の受賞を含め「優秀賞」2回、「努力賞」4回受賞しております。

 

※【神奈川大学 全国高校生理科・科学論文大賞】:高等学校における学習・研究に新たな目標を与え、広く理科教育を支援する試みとして2002年から実施されています。また、「大賞」・「優秀賞」・「努力賞」の各受賞者は、賞状および記念品と奨学金が授与され、受賞論文は「未来の科学者との対話」として、毎年5月末に発行されます。

 

 

『未来の科学者との対話19』(論文大賞受賞作品集)