生物部です!3月26日(火)に東京農業大学(世田谷キャンパス)で催されましたジュニア農芸化学会(東京大会)「高校生による研究発表会」(主催:日本農芸化学会)に参加いたしました。当日は全国から78件のエントリーがあり、演題も多く密になるため、午前中は奇数のポスター、午後は偶数のポスターによる発表形式(コアタイム約80分)となり、その後15時からの交流会をはさんだ表彰式では、3年生の「カカオポリフェノールの経口摂取による日焼け予防効果」が『銅賞:(第3位)』を受賞いたしました。ありがとうございました。
このジュニア農芸化学会は、国内最大級の化学・生物学系の学会(発表演題約2,000件・参加者約5,500名)でもある「日本農芸化学会」が主催し、大会期間中に「高校生による研究発表会」が開催されます(2006年京都大会初開催)。発表形式はポスターを前にした高校生が発表を行い、研究内容に興味のある先生や審査にあたる先生が、その内容について集中的に質疑を行うなど、対面による発表として定着しておりましたが、2019年3月末の東京大会を最後に、コロナ禍のなか、4年間中止やWebによる開催を余儀なくされ、今回5年ぶりのポスター発表となりました。
この「ジュニア農芸化学会」の最大の利点は、「日本農芸化学会」に参加している大学の先生や企業・公的機関の研究者、また大学院生とのディスカッションが可能なところと、入賞者の研究が日本農芸化学会の和文学会誌「化学と生物」に査読付の論文として掲載※されるところです。したがいまして、日頃から研究に力を入れ、発表を目指している高校生には絶対に外せない大会のひとつです。
※:生物部では、「金賞(第1位)」2件と「銅賞(第3位)」2件を受賞しております。その内、「金賞」2件[55(1),68-71,(2016)・62(2),100-103,(2024)]と「銅賞」1件[60(2),95-98,(2022)]の研究が、論文として掲載されております。
3年生による発表「広島大の先生より質疑」
表彰式 実行委員長より「銅賞」受賞!
日本農芸化学会創立100周年記念展
東京大学駒場博物館にて開催中