Principal's Newsletter令和4年度 3学期

本日をもって第3学期が終了し、明日から学年末休業・春季休業に入ります。 1年生は初めての高校生活、2年生は後輩を迎えての生活、それぞれが違った立場から1年を過ごしたと思います。

さて今回の校長だよりは、「結果」と「継続」についてです。スポーツでも勉強でも仕事でも良い結果を求めるものです。しかし、世の中結果がすべてかというと決してそうではなく、良い結果を残せることにこしたことはありませんが、残せなかったとしてもそれぞれの人の価値が失われるものではありません。
しかし、人は思うように成果が上がらないと自分はそのことに向いていないのではないか、他のことをやったほうが良いのではないかと心を悩ませます。

自分に向いているかどうかは簡単には分かりません。また、向いていなくてもやらなければいけない場合や向いていると思ってもやれない場合もあるということです。大切なのは、努力・精進を重ね、自分の精一杯の力量を示すことです。これ以上できない、最善を尽くしたといえるところまでやってみたなら、結果は二の次で良いのではないでしょうか。ですから、いたずらに心を惑わさず目の前のことに没頭し、こつこつやることも結果への道でしょう。むしろ、懸命に頑張っても思うような結果が得られなかったという挫折感、悔しさを味わうことも人間的な成長を図る上では必要なことです。どれだけ力を出し切り、どれだけ失敗を経験したかが、皆さんの成長の糧となるのです。

結果にこだわりすぎず、地道にやっていくことが自らの夢の実現や大輪の花を咲かせることにつながるのではないでしょうか。継続して取り組んでいくことが遠回りのようですが、近道なのかも知れません。腰を据えて諦めずに目標に向けて頑張る姿が尊いと思います。

先日3月3日(金)に235名の先輩方が本校を巣立っていきました。先輩方が残してくれた良き伝統を引継ぎ、あらたな学校づくりに活かしていきましょう。さらに、皆さん一人一人の夢の実現に向けて、前を向いて頑張っていってください。

また、保護者の皆様におかれましては、令和4年度の本校の教育活動にご理解・ご協力をいただきましたことに深く感謝申し上げます。

それではこの休み中、健康・安全に留意して有意義な時間を過ごし、4月6日(木)には全員がそろって、令和5年度の第1学期がスタートできますようお願い申し上げます。

令和5年3月22日(水) 第3学期校長だより