70rd Entrance Ceremony Speech第70回入学式 式辞
奥武蔵の山々からの風も柔らかさを増し、木々の緑が芽吹く、今日の佳き日に学校法人 山村学園 理事長 岡 實 様、同じく 学校法人 山村学園 法人本部長 山村 正己 様のご臨席の下、令和二年度 学校法人 山村学園山村国際高等学校 第70入学式が挙行できますことは教職員一同このうえない喜びであります。 ただ今、247名の皆さんに入学を許可いたしました。 ご入学おめでとうございます。
また、今日という日を迎えられた新入生の皆さんは勿論のこと、お子様を日々温かく見守り育んでこられました保護者の皆様の喜びも一入のことと心からお祝い申し上げます。誠におめでとうございます。
さて、新入生の皆さんは、本日から山村国際高等学校での生活が始まります。ここから、向こう3年間本校での生活に当たり、心にとめておいて欲しいことについて、お話いたします。
新入生の皆さんには「2つの心」をもって山村国際高等学校の生活に臨んでください。 まずは、「自ら学ぶ心」をもってください。 高等学校では小学校・中学校の義務教育以上に、学ぼうとする意志が求められます。 学校は勉強する場です。その根本は授業です。 そのため、日々の授業を大切にしてください。授業内容もより専門化してきます。 授業を確実に理解するには、真剣に臨むことが不可欠です。
人間の身体は、毎日トレーニングすることによって強靱な筋力や素早い動き、持久力などがついてきます。それと全く同様に「頭脳」についても毎日の学習習慣が神経回路を複雑化させ、柔軟な思考力や学力の向上に繋がるものです。 こうした、日々の努力が、1、2年後には大きな差となって表れてきます。 学び続ける努力こそその人の才能です。 「素質の差は小さく努力の差は大きい」ことを心に刻んでください。
2つ目は「感動する心」です。高校生活の中で数々の「学びや挑戦」を重ねることで、感動する心が培われます。 「学び」をとおして新しい発見や知る喜び、分かる喜び、真・善・美に触れる喜びを体験してください。
特に、部活動では、厳しい練習や不可能とも思えることに果敢に挑戦し、大きな大会やコンクールを目指しその目標を達成することで、成就感・達成感・自己有用感に接し、心が打ち震えるような感激や喜び・感動に浸ってください。 この感動する心をとおしてのみ本物の価値観や人生観が形成されるのです。
新入生の皆さんは、ただ今お話しした2つのことをよく身につけ、「賢く・たくましく・心豊かな生徒」として本校での3年間を充実したものとしてください。
次に、保護者の皆様にお願い申し上げます。 私たち教職員は、お預かりしたお子様の成長や夢の実現に向け全力で支援いたします。
そこで、後援会行事等をはじめ学校行事において、お気軽に学校へ足をお運びいただき、忌憚のないご意見をお寄せいただくなど、家庭と学校との 連携を揺るぎないものとして参りたいと存じますので、特段のご協力をお願い申し上げます。
終わりに、入学されました新入生の本校でのご活躍並びにご発展をご祈念申し上げ式辞といたします。
令和2年4月7日
学校法人山村学園 山村国際高等学校
校長 中山 達朗